Custronサンプル測定をご依頼の前に

Custronサンプル測定ご依頼時の注意事項

 

Custron受託測定についてご検討いただきありがとうございます。ご依頼にあたり、以下の注意事項を必ずご一読ください。万が一測定不可となりました場合でも、基本料金はかかってまいりますので、あらかじめご了承のうえ、ご下命いただきますようお願い申し上げます。

サンプルに関して

1 . 硬化収縮、応力測定装置は基本的に液体から固体への過程の測定を想定しています 。

2 . フィルム状の樹脂、粉体の樹脂の測定は工夫が必要ですので、結果的に正確な測定ができない可能性があります。

3 . 1液の液体樹脂でも発泡性のあるもの、揮発成分が含まれているものは硬化の過程で発砲しそれがデータに大きく影響し正確な測定が出来ない場合があります。揮発成分をあらかじめ除去する作業が必要になります。(真空脱泡装置は常備しております)

4.測定樹脂をセット (接着) するベースはガラス (顕微鏡測定用の青板ガラス板) です。ガラスに接着し難い樹脂には予めプライマー処理などの接着させるための付加作業が必要になります。

5 . センサー精度は1μm , 0 . 1μm , 0 . 01μm 精度のものを準備しておりますが、薄膜の場合、レベリング性が測定精度に大きく影響を及ぼす場合があります。

6 . 測定時に必要な材料量は1cc程度ですが脱泡などの前処理作業が必要な場合は 50cc以上の量が必要になります 。

  1. 粘度が50pas(5000cps)以上のサンプルについては、サンプルの充填が困難な場合が多いため、測定不可となる場合があります。※JIS K 6941の内容より(附設『4 適用範囲について』に記載)

測定データに関して

1 . 測定は基本的にN2で行い、再現性に嫌疑がある場合は再度測定を行います。

2 . 収縮率の再現性は±10 % 以内の場合、再現が取れているものとします。例えば収縮率が5 %の場合4 . 5 %から5 . 5 %はOKとし追加測定は行いません。※ただし、測定サンプルが、JIS K 6941に示している範囲外の場合はこの限りではないとします。

3 . 膨張収縮カープは温度の揺らぎの影響でノイズが乗ります。そのため、平均化などの処理を行う場合があります。(但し生データは全てご提出いたします)

4 . N3測定しても再現性が取れない場合は、測定終了する場合があります。

5 . 樹脂の配合、性状は多岐を極めますので、要求される測定結果が出ない場合があることご理解ください。

秘密保持

全てのご依頼に対し、秘密保持の厳守を徹底しております。


受託測定ご下命の際には、上記内容をご承認いただき、ご署名をいただいたのちの実施とさせていただいております。

下記リンクよりご確認くださいませ。

上記内容の印刷ページはこちらから。

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